カードローンの新規申し込みのとき、審査の前に、最近では仮審査がありますね。あれってなんのためにあるのでしょうか。名前を記入することもないし、なんだかムダな気がします。
業務の効率化を図るため、また利用者側のメリットのため
とくにインターネットからカードローンの申し込みをする場合、最初に「カンタン事前審査」「3秒審査」「仮審査」といったボタンをクリックして仮審査を行います。仮審査は、非常におおまかに「いま借りられるか、借りられないか」を判断するためのものです。
おおまかというのは、たいていは収入と現在の(他社からの)借り入れ額を入力して、基本的にはそのふたつだけで判断を行うためです。これはプログラムで単純に判断されているのが主流になっています。場合によっては年齢を入力する場合もありますが、これは未成年かどうか、をチェックするためと考えられます。
さて、収入と借り入れ額というものは、現在法律による規制がはじまっている総量規制に関わってきます。「年収の三分の一までしか融資してはいけない」というものですね。
もし、この収入をあえて、とか、間違えて多めに入力した場合は、仮審査では通るけれども本審査でNGになる可能性が高くなります。本審査ではプログラムではなく担当スタッフが、個人信用情報機関や保証協会を通して、正確な申し込み者の借り入れ額を把握できるからです。
それではなぜ仮審査があるのか、というと、いったんこの仮審査に正確に入力したら融資できないと表示されたというケースを本審査に持ち込まずに済むからです。明らかに借り入れ額が年収に対してオーバーしているケースですね。
これによって本審査にかかる時間を減らし、効率化を図ることができます。それによってスタッフの人件費が減り、利用者が負担する手数料も安く済む、という理屈になっているようです。
【参考ページ】
最近の融資はお試し審査もできます
仮審査からカード発行まで【カードローンのすべて】がわかる
意外と複雑だと思われがちなカードローンですが、実際の利用は非常に簡単でシンプルです。年齢制限はあるものの、18歳か20歳を超えている場合には大抵利用することができるのです。金銭的に困ったときには積極的に使いたいサービスとも言えるほど利便性が高いものであることも事実です。
(⇒融資の年齢制限についての上限)
カードローンを利用するとなると、大きく分けて4つのステップに分類することが出来ます。逆に言えばこの4つのステップさえこなすことができればすぐにでも現金を手にすることができるのです。まずそのステップを紹介します。
1.申し込み
2.仮審査と本審査
3.結果通達
4.カード利用開始
この中で自分が何か作業を求められるのは【1.申し込み】のみです。あとは何もすることなくただ待っているだけで良いのです。申し込みの時はさすがに書類を作成したり、用意しなければならない証明証などもあります。と言っても、大抵の場合は身分証明証があれば問題ありません。パスポートや免許証、健康保険証がこれに当てはまります。
書類を作成するので印鑑も必要ですが、あればベターなものとしては通帳が挙げられます。提出義務こそないものの、収入を証明したり、会社に勤務していることを明らかにする証拠となります。
申込書類の作成と提出が終わったら仮審査と本審査の段階に移ります。仮審査というのは本審査の前段階で、業者によっては設けていない場合もあります。ここでは過去にクレジットカードを利用した履歴、つまりクレジットカードヒストリーなどを参照します。(参考ページはこちら→融資審査ってどんなところを見られるの?)
専用機関のデータベースにアクセスすればこうした情報はすぐに閲覧できます。除法を集めて過去に自己破産の経歴がないかなどを調べます。自己破産や債務整理をした場合には、この時点で明らかになるので、もしそうした経験があるのであれば事前に伝えておくほうが好印象です。
仮審査で問題なければ本審査となり、会社への在籍などをチェックされます。それが完了すれば晴れて契約完了となり、カードを使って現金を使えるようになるのです。カードローンはシンプルかつ単純で、難しいことも何1つないのです。