カードローン会社の中には、在籍確認が不要の会社もたくさんあります。こういった会社は、借入の際に契約書に記入された職場の情報や契約者の住所などの情報の裏をとることはしないんですか?情報の信憑性をどうやって得るんですか?
この場合は情報の裏を取ること自体をしません
在籍確認不要となっている消費者金融は、契約者の個人情報の裏を取るということ自体をしないケースが多いです。身も蓋もない言い方をすれば、返済さえ問題なくしてくれれば、契約者の個人情報などどうでもいいということです。このタイプの消費者金融は、在籍確認がある消費者金融に比べて審査の速度が速く、金利が少し高めに設定されています。審査の速さで言えば、間違いなく業界トップクラスで、申し込みをしたその日に借入ができるのも、大抵はこのタイプの消費者金融です。
情報の信ぴょう性を取れないため、あくまで申込書の内容が判断材料になります。しかし、その申込書に記入された情報の真偽を確かめることをしないので、トラブルになるケースも存在します。具体的には契約者が自身の収入を偽って記入して、多額の借り入れをし、返済できずに問題になるケースがこれにあたります。こうした問題を避けるために、一定以上の額の借入の際に飲み、在籍確認を行うという例外措置を講じている消費者金融が多くなりました。つまり、小さな額の借り入れの際には、消費者金融は手間と人件費を省くために、是在籍確認をせず、大きな額の取引の際にのみ、念のため確認をするという手順を取るようにしているのです。
会社や自宅に確認不要のカードローンはあるか
カードローンといえば、原則として担保も保証人もいらない手軽なローン商品として人気です。また、業者によっては即日融資可能を謳っているところもあるように、申し込みから借り入れができるようになるまでの時間が非常に早い点もウケています。
カードローンの利用にかかる一般的な流れはおおむね次のとおりです。まず、利用希望者がローン取り扱い業者に対して利用申し込みを行います。申し込みは店頭・電話・郵便・無人契約機・インターネットなどさまざまな手段の中から選べます。申し込みを受けた業者は内容を審査し、融資OKとなればその旨を本人に通知します。その後は契約手続きを行い、手続き完了となった時点でカードが発行されます。利用者はこのカードを使ってATMやCDから資金を借り入れることになります。
その際、審査の過程で必ず行われるのが本人確認です。店頭窓口で直接申し込むときは本人が目の前にいるので問題ありませんが、郵便やインターネットなど直接確認ができない方法で申し込みがあったときは、業者は身分証の写しの提出を求めるほか会社や自宅に電話して本人確認を行います。
となると、お金を借りている、または借りようとしていることをできれば回りに秘密にしたいと考えている人にとっては、ちょっと困ったことになります。電話が来ることによってローン利用の件が同僚や家族に知られてしまうかもしれないからです。
もちろん業者の方もその点は心得ていて、ほとんどの場合電話は担当者の個人名でかかってきます。ただ万が一のことを考えて不安に思う人の数は少なくありません。できれば電話確認なしで借りられる業者がいればそれに越したことはありません。
現在、会社や自宅に確認不要のカードローンはあるかというと、基本的には「確認しない」と明言している業者はまず見当たりません。ただ業者にしたところで借り手が増えなければ商売にならないわけですから、個別交渉の余地はあります。もちろんその際は提出書類を勤務状況がよく分かるもの(健康保険証や給与明細等)にするとか、電話のかかってくる場所や時間を担当者と細かく打ち合わせるとか、それなりの努力が必要となります。