先日、同時に2社のカードローンを申し込みました。最初に申し込んだ1社は審査が緩いと評判ですが、審査完了までが2週間と、非常に待たさてしまいます。申し込んだ直後、「2週間待って審査に落とされたらどうしよう」と思った私は、不覚にも、焦って別の会社に申し込んだのです。1日に複数申し込むと、審査に落ちるとよく聞きます。それは本当なのでしょうか?
落ちるとは限りませんが、心象に影響するのは事実です
申し込みの履歴は全て信用情報機関に登録され、審査担当者はそれを閲覧します。当然、1日に何件も申し込みをしていると、危険な人間だという判断まではされなくても、確実に審査担当者の心象は悪くなります。少なくとも、有利に働くことはあり得ません。
また、申し込みがたった2件でも、入力した内容に矛盾が合った場合(例えば片方は年収200万、もう片方は300万など)ももちろんですが、もう1つ気を付けて頂きたいのが、総量規制です。これは年収の1/3以上の融資を制限する法律で、仮に年収が300万円だとしたら、融資限度額の2社合計が100万円を超えた時点で、総量規制に引っ掛かってしまうというわけです。(参考ページはこちら→融資を受けるなら総量規制には気を払おう)
これらは本審査に限らず、信用情報機関を照会するタイプの仮審査も同様で、もちろん仮審査も信用情報機関の履歴に登録されます。審査担当者と言えども同じ人間。怪しまれる行動は極力避け、誠意を持って審査に臨みましょう。
カードローンを同じ日に申し込むメリットと注意点
カードローンを同じ日に申し込むメリットは、なんといっても時間短縮をはかれるところです。一社にだけ申し込みをした場合その審査結果を待って、もしも審査を通らなかった時には、また一から申し込みのし直しをしなければなりません。緊急でお金が必要な時など、この申し込みのやり直しで時間をとられ必要なお金を借入のが間に合わない場合も出てきてしまいます。
(⇒カードローンの申し込みって大変)
しかし同時に何社か申し込みしていたならば、1つが駄目だったとしても他のカードローン会社から借入できる可能性は高いのです。しかも同時に何社からも借入OKとなった場合、「こんなには必要ない」と思えばその場で借入を中止すればいいだけなのでさほど手間もかかりません。ただしここで1つ注意しなければならない事があるのです。それは同時に申し込むのは3社までにするということです。これは「同じ日に」と同時に「一ヶ月以内に」も同様に3社までにする方が無難でしょう。というのも、カードローンの審査というのは4社目から審査が厳しくなると言われています。
申し込みを受けた金融機関というのは、申し込み履歴というものを必ずチェックしています。そのため短期間に何回も申し込みをしていると、「非常にお金に困っているのではないか」と、回収不能になることを恐れて更に審査を厳しくする傾向にあるからなのです。こういった事を回避するには、3社までという事をしっかりと頭に入れておくと良いでしょう。
また同時に申し込む際には、カードローンの保証会社にも注目すると良いです。というのも同じ日に何社かに申し込むのに、保険会社の違うところにする方が審査が通りやすい傾向にあるのです。保証会社とは融資をするための審査を行うのですが、保証会社によって審査の基準が違うのです。ですので違う会社のところへ申し込みをした方が、審査が通る確率が上がるというわけです。つまり同じ会社のところばかりですと、同じ理由で審査が通らないという可能性も出てきてしまうのです。
【参考ページ】
より確実に借りたい場合に気をつけたい点