社員１０人ほどの旅行会社を経営しています。自分は一応立場的には社長なんですが、実際は経営も生活も厳しく、お金が必要な状況です。カードローンを組むことを検討しているのですが個人事業主の場合は審査はどうなるのでしょうか。個人事業主や自営業者に対しては厳しいと聞いたので不安です。（参考ページはこちら→経営者の融資利用事情）
審査は慎重に行われると思います
この不景気で自分で会社を経営されているとは尊敬します。しかしながら、カードローンの借入をお考えとのことですので、まず確認したいのは借入は事業資金ですか、それとも個人の生活費ですかという点です。カードローンの中には借入金を事業資金や借金の返済には利用できないという規定があるところもあります。事業資金の借入を希望する場合はビジネスローンなどを検討する必要がありますがその場合は決算書や事業計画書などの提出を求められます。ただ、現在経営状態があまり思わしくないのであれば申し込んでも審査に通る可能性は低いかもしれません。消費者金融系のカードローンでは使用目的を制限しない場合も多く事業資金に充てることができるものもあるようです。ただし、銀行のカードローンに比べると金利が高くなるので借入額が多くなれば負担も増えます。
（⇒どんな条件を満たせばお金は借りられるの？）
カードローンの審査では会社員の場合５０万円以下の借入であれば収入証明の提出は必要ではありませんが自営業や個人事業主は少額の借入でも収入証明の提出を求められます。会社員であればある程度会社の規模などから収入を見込めるかどうか判断できるのですが自営業や個人事業主の場合は社員が自分ひとりという場合もありきちんと返済できるかどうかわからないからです。社長と言っても大手企業の社長と個人で経営している小さな店の社長とは全く違うものなので仕方ないと思います。
先ほども書きましたがカードローン会社はやはり借入を事業資金に充てることを懸念しています。カードローンで資金を調達し、自転車操業のような経営状態では貸したお金をきちんと回収できるか不安が残ります。ですので、自営業者、個人事業主に対しては慎重になってしまうのです。実際に質問者様もそのような状況に直面されているようですがお金を借りることよりまずは事業計画の見直しなどをしてみてはいかがでしょうか。なんとかなるさという気持ちだけではいつか行き詰ってしまうと思います。過去に返済トラブルがなければ少額の借入は可能だと思いますが、一時的な解決策だけでなく、長期的な計画が必要ではないかと思います。
なぜ社長がカードローンを利用しているのか
私たちは毎日お金を使って暮らしています。お金はどうしも使わなければならない手段だからです。商品の購入やサービスの利用においてはこのお金がないとどうしようもありません。
このお金が不足したら大変です。現実にはこのような事態が一生のうちで必ず起こるものです。その時は一体どのように対処すれば良いのでしょうか。
お金が不足した場合はいくつか手段がありますが、分かりやすいのはどこからか借りることです。どこから借りるのかというと金融機関から借りるのです。金融機関は全国にいくつも存在しており、金融に関する様々な取引を事業にしています。中でも銀行は全ての金融機関の中でも有名で、その使命と役割は非常に大きいものです。
銀行は事業の中心に個人への融資があります。なのでお金に困ったときは銀行からお金を借りることが最も分かりやすい方法です。この銀行が行なっている融資がカードローンという仕組みです。
銀行のカードローンは個人に対して積極的な融資を展開しています。銀行は融資以外にも為替の対応や資産の運用なども業務として行なっていますが、やはり銀行のもともと持っている役割は融資が基本になっているのです。
このカードローンには特徴があります。それはフリーローンということです。フリーローンとは使う目的は何でも良いというローン制度です。世の中にはこのフリーローン以外にも目的ローンがあります。この目的ローンの場合は使う目的が限定されています。例えば自動車を購入する資金にしたい、子供の教育資金にしたい、病気やけがの治療費にしたいなどの決まった理由がないとダメです。
また、フリーローンは決められた限度額の中であれば何度でも借りて返すことが可能です。ローンの中には借りるたびに審査を受けるものもあります。しかし、フリーローンはそのような煩わしいことが一切ないので使いやすいのです。
個人が使うことが多いカードローンですが会社の社長がカードローンを使っても問題ありません。使う目的は自由なので利用している人は沢山いるのです。（参考ページはこちら→どんな職業でも融資は必要に応じて使っていこう）
