現在、大学1年生です。この夏休みに、ちょっと早いけどインターンシップ的な企業体験を予定していて、アルバイトを休まなければならなりません。そのためいまからシフトを多めにして、生活費分のお金を稼いでいます。こんな状態で、就活に向けた活動でさらにお金が足りなくなったとき、カードローンを利用できるのでしょうか。やはり成人してから、利用したほうがいいのでしょうか。
(⇒未成年と融資の関係)
クレジットカードや消費者金融の若い世代対象のローン商品を
実は、大学生で未成年、という存在、まだ社会に出るには頼りなくて、金融機関の「大人」の人たちから、「お金を貸すにはまだ若すぎるなぁ」と思われている、と思い込んでいないでしょうか。実はこの年代、融資会社にとってはできるだけキャッシングなどを利用してほしい、会員になってほしい、と思われている存在です。
別に、金融機関に限ったことではありません。パソコンのソフト会社、自動車メーカー、雑誌出版社、たいていの企業で、18歳~20歳の顧客を求めています。若いうちに、それぞれの商品・サービスを愛用してもらい、慣れてもらって、長年にわたる生涯の常連客になってほしい、という企業戦略があります。
たとえば18歳以上の未成年の場合、クレジットカードを作ってキャッシングをする方法があります。これは大手銀行が発行するクレジットカードのなかにも「学生向け」があり、さまざまな優遇があります。
一方、学生ローン、ヤングローン、キャンパスローンなどなど、さまざまな名前で、18歳以上の未成年から20代前半を対象として融資をする消費者金融は昔からあります。基本的に未成年は、保護者の同意なしに融資などの契約を結ぶことはできないのですが、アルバイトなどの収入があることを前提に、親の確認なしで契約ができるところが多くあります(アルバイト先への在籍確認は必要なケースもあるので注意)。(参考ページ→在籍確認について気になるならこちら)
ただし、どの選択をしても、返済が滞って連絡がつかないということになったときは、督促状や連絡が親権者に及ぶこともあります。自分の収入の範囲内での利用を心掛けてください。
未成年の大学生がカードローンを利用する時は保証人が必要です
今時の大学生はアルバイトをしっかりやっている人が多いので、毎月の収入も10万円を超えるケースは結構あります。昔は地方から出てきて自活しながら勉強する学生が多かったのですが、最近は合コンや彼女とのデートやファッションにかけるお金など、生活を豊かにするためのお金が必要なのです。
学生でも急な出費が重なると、家賃が払えなくなったり食費が不足したりする場合があります。そのような時のためにカードローンを利用する学生もいます。成人していてアルバイトの収入があれば、学生でも一般のキャッシングも審査は通ります。しかし未成年の場合は保証人が必要になります。
未成年がカードローンを利用する場合の保証人は、ほとんどの場合は父親になります。申し込む時には父親の収入を証明する書類が必要ですし、住宅ローンの支払い状況や、父親にキャッシングの滞納がないかなど、チェックされます。そのため未成年がカードローンを利用する場合、親に内緒にすることは不可能です。親の同意がなければ借金できないのです。
これは一般に利用されているカードローンやキャッシングの場合ですが、そうでない金融機関では未成年の学生でも利用できるところがあります。それは学生専用の学生ローンです。本人確認のための学生証があれば、申し込みができます。このよな学生専用のローンでは、色々なキャンペーンを行っています。例えば学費で困っている学生を援助するために、学費請求書を用意できる場合は年利が低くなっています。また収入証明書を用意できる場合は金利を低く、用意できない場合は金利が高くなったりします。
このような学生ローンでは未成年でも借りられる代わりに、限度額が50万円までなどと低く抑えられています。これは返済額があまり多くなると学業にも差し障りがあるため、低めに設定しているのです。例えば10万円借りたとしても、毎月の返済額は2500円程度ですので、上手に利用すれば学業に影響することはありません。
(⇒学生ローンを上手く使うコツ)