社会人になったので、そろそろカードローンを利用しようと考えています。しかし、借りすぎると利息が大変だとはよく聞きますが、それ以外の危険性についてはチンプンカンプンです。利息以外では、具体的に何がどう危険なのですか?
金銭感覚の麻痺、自己破産や債務整理による生活への悪影響
平成19年12月19日に施行された改正貸金業規制法により、年収の1/3以上の融資は受けられなくなりました。これは総量規制と言い、仮に年収が300万円ならば、融資を受けられる額は100万円までという制限が課せられたのです。背景にはグレーゾーン金利…つまり、利息の問題が大きく関わっています。
しかし、一時期に比べ改善されたとはいえ、金利に苦しむ人は未だ後を絶ちません。生活を営んでいれば、収入というものはどうしてもが変動してしまいます。そのような時は、キャッシングサービスに頼りたくなってしまうのも仕方のないことですが、返済のプランすら練らずに融資を受ける行為は、とても危険です。
金利の前にまず立ち塞がる懸念要素が、「金銭感覚の麻痺」ですね。初めてカードローンを利用するのなら、融資限度額は50万円といったところでしょうか。若い方であれば尚更、金銭感覚を麻痺させるのに十分な額です。
そして次に襲ってくるのが、「金利(利息)」となります。融資額によっては、月々の返済額の内訳が元金と金利の半々なんてケースもあり得、ここで手を打たず、返すために借りるようになると、行き着く先は「自己破産・債務整理」しかありません。
自己破産や債務整理の措置を選択すると、信用情報機関の事故情報(通称ブラックリスト)に登録され、新規の融資や契約はもちろんの事、既にお支払い方法の1つとして生活に浸透したクレジットカードの利用さえも不可能となります。そして意外と知られていないのが、役員や弁護士といった職業への就労が不可能となる事です。あなたご自身の選択肢を狭めるだけでなく、ご家族にさえも間接的な影響を与えるのです。
脅すような事ばかりを書き連ねてしまいましたが、仕組みを頭に入れ、自分を律していれば、寧ろカードローンは大変便利なものです。融資を受ける金融機関を一社に絞る、余裕のある月には先払いをするなどして、賢く使いこなしましょう。
(⇒融資を受ける会社を絞り混む為に)
カードローンには危険性がある?その誤解を解きましょう
よく「ただでお金を借りられるなんてそんなうまい話はない」という人もいますが、実際にはそんなことはないのです。金利や利子などが発生するものの、法律で決められた範囲内なので必要以上に金銭を支払わなければいけないケースはなく、あったとすればそれは違法性があるものだと断言できます。
(⇒使うなら安全な金融業者を)
カードローンについても「危険性を感じる」という声がありますが、それは全くの誤解と言ってよいでしょう。銀行や専門の業者が運営しているため、リスクも低く、返済さえすれば特に問題もないのです。また周囲に知られるようなことや、借りたことが原因でトラブルが発生することもありません。
・カードローンを借りるためには会社にも知らせる必要がある
・返済が遅れると会社に連絡がいく
・返済が滞った時には家族が支払う義務を負う
・知らないうちに借りていた額が増えて、返済額も増えている
こうしたケースは一切ないのです。まず全てに共通することですが、カードローンを使った事自体、利用した本人以外に知らせた時点で“法律違反”となります。これは貸金業法という専用の法律で定められていることなので、例え返済が遅れたとしても絶対に他者に漏らすことはありません。
連帯保証人に家族を設定していた場合を除き、返済の義務を家族が負うということもまずありません。基本的には自分1人の責任であるため、支払いきれなくなってしまった場合には自己破産や債務整理などを自分で選択することになります。返済するかどうかは全て自分にかかっています。
またどんどんお金が増えている、勝手に金額を増やされるといった場合には法律に反している可能性があります。金利などもそうですが、法に抵触している状態で貸した・借りたお金には返済義務が発生しません。ですから、カードローンでも法律を守って借り主の安心・安全を確立した上で営業しているわけです。
なので、危険性は愚か、安全性が高いと断言できるわけです。これがカードローンが安心だといえる所以なのです。
【参考ページ】
カードローンでのリスク回避の為にしておきたい事