銀行のカードローンの審査って実際の所、消費者金融系などに比べたら厳しいのですか?カードローンをどこかで契約と考えているんですが、イメージ的な所と金利も銀行系の方が低いと聞いているので、できれば銀行系のカードローンにしたいと考えているんですが、いろいろ評判を聞くと銀行系は審査が厳しく、落ちる人結構いる聞いたので、どうかなと思っています。自分は工場で契約社員として働いています。まだ正社員じゃないのでボーナスが無いんですが、もう4年勤めていますし、給料も月収で22~23万有りますローンですが車のローンが後30万くらいで1年残ってます。借りたいのは20万円くらいで考えています。
(⇒様々な仕事とカードローン審査の関係)
基準としては消費者金融系大手とそんなに変わりません
銀行自体もともと無担保のローンを行っていなかったので、銀行がカードローンをやり始めた時は意外な感じがしましたし、やっぱり銀行だから審査が厳しくてなかなか通らないんだろうなと考えていたんですが、定着して来て、評判などを聞くと、意外に基準自体は消費者金融のメジャー所とそんなに変わらないんだなというのが、今の正直な感想ですね。それでいろいろ調べてみたんですが、それにはそれなりの理由があるんですね。
銀行が今までカードローンに参入してこなかったのは、無担保・無保証人で融資を行うという経験が無く、ノウハウも無かったからなんですね。融資系の金融商品というのは基本元本回収までが一つのセットになっている商品で、その元本回収(つまり借りてからすると全額返済ですね)のノウハウや、回収機関が無いというのが一番の理由だったんです。それでその点をどうしたかというと、保証人の代わりに保証会社に保証させるという形にしているんです。それでその保証会社といのが、消費者金融系の会社だったりするんですね。(参考ページはこちら→銀行と消費者金融の関係について詳しく)
要するに回収自体は消費者金融系の会社に委託しているので、その保証会社がその人に貸せるという保証をするのであれば、銀行は貸すんですよ。という事は、その保証会社が実際借りる人の審査をしているという事ですよね。そういう仕組なので、実質消費者金融系と審査基準自体変わらないんですね。それで金利も低ければメリットだらけですよね。でも銀行はやっぱりお堅いところがあるので、返済日の変更、返済金額の変更は基本受け付けないようですよ。
銀行カードローン審査消費者金融のローン審査とどう違うのか
最近はメガバンクをはじめに銀行カードローンのテレビCMを目にすることがおおくなりました。古くからの銀行のイメージでは個人向け小口貸出のイメージは薄く、もっぱら企業等大口向け融資をしているイメージの方が強い方も多いことでしょう。
ただ、企業向け貸出市場は特に優良企業は資金を直接市場で調達するようになりなかなか銀行が貸出できる先がない状況がずっと続いており、銀行にとっても貸出先として個人への貸出にも向けざるを得ないため、個人向け小口融資に積極的になってきているのが今日の状況です。
(⇒個人向け小口融資に関する基本)
とはいっても、銀行カードローン審査は消費者金融会社等他のカードローンに比べ厳しいのでは、というのが通常多くの人が感じる思いではないかと思います。個人向けカードローンの場合は通常どこも無担保、保証人なしで貸し出すのが一般的で、貸し出す側にとって回収できるかどうかは借入人の収入が審査にあたり最も見るポイントになります。したがって高収入、もしくは安定的した優良企業に勤務のかたであればあるほど借り入れのハードルは下がることになります。この点においては銀行であろうと消費者金融であろうと同じです。
銀行と消費者金融会社とで大きく差がつく可能性があるとすれば、すでに他社を含めた借入実績をどうみるかという点においては銀行の方が借入しやすくなるという点は意外と知られていません。
消費者金融会社を規制する貸金業法では総量規制という規制があり、年収の1/3までしか消費者金融会社は貸し出すことができません。しかも、この規制は他の消費者金融会社等貸金業法の規制に服する業者全体での総量枠になります。
このことがなにを意味するかというと、消費者金融業者はカードローン審査に際しては他社からの借入額を信用情報機構で確認し、他社からの借入分があれば年収の1/3からさらに他社借入分を控除した額しか貸し出すことが法律的に認められません。
一方、銀行については総量規制は適用されないので他社借入額がストレートな縛りにはならないので、この限りにおいて銀行の審査の方が通り安い状況にあるといえます。