ブラックOKなカードローンってことばが、最近目に入ってきます。インターネットをしていたり、街で見かける貼り紙などで・・・。ブラックな人たちの交流サイトもあったりして、そこではいろいろ「こうすると審査に通りやすい」とかいうテクニックが紹介されていたりします。そういうのって信用度はウワサレベルなのかな?(参考ページはこちら→お金を借りる為のテクニックを検証!)
融資の条件は会社や状況により千差万別なので慎重に
ネット上には、カードローンはじめ、金融機関でお金を借りるときの、いろんなウワサが流れています。なかには、都市伝説といってもいいアヤシイものもあれば、実は本当のことだったりするものもあります。
たとえば、「短期間で複数の会社に融資申し込みすると、審査に通りやすい」というウワサ。これは、まったく反対の、「審査に通りにくくなる」というものもあります。どちらが正しいのでしょうか。
正解は、「通りにくくなる」です。融資申し込みすると、そのことが全国に出回る個人信用情報に書き込みされますが、現在はその情報登録に昔ほど時間がかからなくなりました。審査に落ちた場合、それは審査に不利な情報として残ってしまいます。
また、この個人信用情報について、「金融機関の融資を利用しなければしないほど信用度が上がる」というウワサもあります。これは半分本当で、半分嘘です。確かに利用しなければ、延滞などの悪い履歴があるよりは信用度は上がります。でも、キャッシングの融資限度枠を増額したいときなどは、ある程度の利用履歴が必要になりますし、利用(申込み)しただけで信用が下がることはありません。
(⇒悪い履歴があった場合は融資は使えない?)
その他、申込み書にこういう記入をしたら審査に通りやすい、などのウワサもありますが、基本的には個人の仕事や収入や信用状況などの条件で、審査は大きく左右されます。ウワサに惑わされず、まずは金融機関の発信する公式情報を確認しましょう。
ブラックOKカードローンが存在していることを知っていますか
一般的に、ブラックリストに載っている人はカードローンの利用申し込みをしても審査で落とされてしまうと言われています。現実には、ブラックリストという名前のリストが存在しているわけではありません。よく、多重債務者の情報が記された文書があって、それが金融業者の間に出回っているのだと勘違いしている人がいます。しかし、そのような文書は存在していませんので、あまり神経質になる必要はありません。
実際には、個人信用情報機関に過去の金融事故情報が登録されている状態を指して「ブラックリストに載っている」という言い方をします。たとえば返済遅延や滞納などの事故情報は5年間保存されることになっています。また、任意整理後に借金を完済した場合には、完済した日から5年間、その情報が保存されます。一方、自己破産をした場合であれば、7~10年間位情報が保存されることになっています。個人信用情報機関にこのような情報が登録されていると、信用評価は大きくマイナスになってしまいます。
ほとんどのカードローン会社は、俗に言う「ブラックリストに載っている」人に対する融資を行っていません。そのような事故情報が残っている人は、お金を貸してもまた返済できなくなってしまう可能性が高いと考えられるためです。ただし、いったんブラックリストに載ってしまっても、上で述べた期間の経過によって事故情報が消されてしまった後であれば、カードローンを利用できる可能性があります。
(⇒融資の審査ではこれらの点についてシビアに見ます)
また、全国的な知名度があまり高くない中堅どころの消費者金融の中には、ブラックOKカードローンを提供しているところがいくつかあります。「ブラックOKカードローンなんて闇金なんじゃないの」と不安を感じる人も少くありませんが、きちんと貸金業の届出をして営業している正規業者です。ただし、そのような業者であっても、さすがに自己破産の記録が残っているような人だけは、断られてしまいます。ですが、返済遅延や債務整理などのブラックであれば、カードローンを利用することが可能になっています。